政治と宗教

2019–02–01 (Fri) 15:43
国会が始まっているが、新しい眼鏡をかけた総理大臣は官僚の書いた原稿をひたすら読み上げている。
漢字には必ずルビが振られ、脚本のように間合いやアクションのト書きもあるそうだ。
多分内容などよく理解していないのは、オランダ訪問時の記者会見で外人記者に質問された時理解できず頓珍漢な答えをしていたのを見てもわかる。

安倍政権に「何処までもついて行きます下駄の雪」と揶揄されている公明党が、今回も選挙対策用に学費無償化を言い出している。
これについてはたまたま先日話した仕事関係の友人がひょんなことから自分がS学会信者であることを教えてくれたが、改めて政教分離のはずの政治に疑問を持った。
公明党がS学会の政党である事は周知の事実だが、信者には公明党の都合のいい事しか知らせていないのだろうか。
民主党政権が始めた高校無償化は、彼女には公明党がやっていたことになっていたし、様々な政策で我田引水的に教えているような気がした。

いい人でS学会の部会幹部のようだが、その前提で話すと信仰の功罪を感じずにはいられなかった。
私は安倍真理教と言って安倍政権とその取り巻きを批判するが、それは良し悪しは別にして教義や教祖、幹部の言うことは絶対で必ず守るという宗教的な行動原理を指している。
まだ安倍真理教の方が信者は教祖が馬鹿だと思っていても利用したり私利私欲のためにくっついているが、新興宗教を含め信仰と名の付くものは教祖の言うことを絶対に疑わず信じ込んでいるから、ある意味洗脳状態のようだ。
そのエネルギーを公明党という政党に向ければ、党の政策は全て正しくなる。
指導者たちはまずい部分は微妙にアレンジして信者に伝えるから、純真な信者は社会正義に燃え熱烈に政治活動をしてしまうのだろう。

その知り合いと話していてこれが公明党の信者を動かす(正当化する)キーワードだと思う言葉があった。
「政治はまず実績を作らなければならない」「政治には哲学が必要だ」
悪い実績を作ってどうする、哲学なんて言葉を正当化の理由にするな、と突っ込みを入れたかったが,その人とは結構親しいので、何となく信じ込んでいるのが気の毒になった。

国会中継の質疑応答も強行採決も見たことがないし、ましてネットで自分で事実を調べるということは皆無らしい。
事実と違うことを信じ込まされていたり、都合の悪いことは知らされず都合のいいような情報だけ教えられているのかもしれない。
どの宗教でも信じる者は救われるので、S学会の信者が信仰して幸せならば良き人生だろう。
ただ、その支持政党が安倍政権の不正をかばい一緒になって戦争へ突き進むような法律を強行採決し、影響が国民へも及ぶところが問題だと思う。
だから憲法では政教分離が規定されているのだ。

友人は素直でいい人だが、思想信条について話は噛み合わないだろうし、私がいくら正確な情報を伝えても信じないだろう。
他者から見たら私もスピリチュアル教なのかもしれないから、誰も彼も自分の信じるところは曲げられない。
付き合う時はそれを承知で付き合うしかないと思う。

ただ、政治の話が御法度のような今の日本を考えれば、意見は合わなくてもそんな話を出来ただけいいのかもしれない。


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