インド占星術と日本人

2019–09–20 (Fri) 16:10
インド占星術を勉強していて面白いと思ったのは、結婚についてだった。
インド占星術にはダシャーというのがあって、これは120年単位で人生を星の時期で分ける。

ダシャーは星が組み合わさっている。
大抵は三つの星の組み合わせで見る。
10年単位の星の時期をまた数年単位に分け、次に数か月単位に分ける。
それぞれ星の順番で組み合わされて、例えば金星―土星―火星という並び方で、左から十年単位、数年単位、数か月単位ということだ。
右の星が数か月単位で星が一回りしたら真ん中の数年単位の星が一回り、最後の左の十年単位は120年一回りで人の一生とみなす。

このダシャーというのがインド占星術の特徴で、120年先まで星の巡りが分かるので未来予測が出来るというわけだ。
統計学占術は算命学でも紫微斗数でもある程度未来の予測はできるが、インド占星術は最初にホロスコープを作りこのダシャーを見ただけで、その人の人生がどんなものなのか掴める。

星によって吉星と凶星があり、人生の前半がついているのか後半が良くて大器晩成なのか。
人生の一番いい20代から40代ぐらいまでには吉星が、そして晩年に凶星が回ってきて順当に寿命を終えるか。
反対にいい時期に凶星が回ってきて人生の大事な時期に困難を経験するかなどそれぞれだ。
後者は過去生のカルマが大きい人だと言われる。

勿論これは大雑把な見方で、ホロスコープの星の配置で内容を読み解かねばならないが、結婚の時期や離婚の時期も、その理由まで分かったりする場合もあり検証してみると結構当たっていることがある。
結婚する理由が、家族が欲しいのか子供が欲しいのか社会的ステータスが欲しいのかというのが、結婚の時期の星から読み取れるのだ。
未来予測にはあまり使えないが、過去の結婚時のダシャーを見てそこにある星から、できちゃった婚かもとか、寂しくて結婚したとか、打算があったかなど、実は鑑定者は予想がついていたりする。
また、秘密の多い人も同様だ。

様々なチャートで勉強するが、実際自分自身や周りの人を調べていくと、5割方は過去については当たっているようだ。
しかし未来予想はいくらダシャーがあっても、軽々にするものではないと思っている。

特にインドという地で長い間培われて来た占術なので、インド特有の文化的背景をそのまま日本人には適用出来ない。
ユダヤ教徒がカバラで人生を決めるように、インド人はインド占星術で人生を決めて来た。
文化も社会制度も違うのだから、生まれた時の星でカーストの階層までわかるインドの占星術がそのまま日本には通用しないと思う。

インド人の考える幸せと日本人の考える幸せも価値観も違うので、まず鑑定者がその部分をどう解釈するかという部分が問われるだろう。
追求すれば追求するほど奥が深い占術だと思うが、今は日本人にどのように当てはめて解釈すればいいのか思案している。


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