占い師と闇

2019–12–26 (Thu) 16:04
先日占術研究会へ行って来たのだが、そこで前回も来ていた大学生の女の子と帰りにお茶を飲んだ。
というのもその子は美大生で、私も知り合いが沢山いる有名美大の三年生だった。
お互いの素性を明かして偶然にびっくりし、お茶を飲むことになったのだ。

かなりタロットに興味があるらしく学祭などでも占いをやって最近はそっちの道へ進もうかとも考えていると言っていた。
タロット占いは人気があって、占い師になろうと思ったらカード占いの一つや二つはスキルとして持たなければならない。

占術研究会に来ている人も20代がいて、副業やアルバイト的に占い師をやろうと考えているようだ。
スキルさえ身に付ければビギナーズラックで結構当たるし、勉強すればそこそこ自信も付くだろう。
美大生も結構当たるようで、本人も手応えを感じていたらしい。

実は二年ほど前に知り合ったタロット初心者の人と、一時親しくなり相談にも乗ったりしていたのだが、最近連絡が取れなくなってしまった。
カフェ勤めでお客にもタロットをやって喜ばれていたのだが、占い業界の闇を見たりダーク系と知り合って影響を受けたりして突然店を辞めてしまった。
どうも体調を崩したようだが、最後に会った時はかなりきつそうだったので、それを知った時にはやはりなあと思ったものだ。
失踪ではなくても、突然姿を消す占い師はいるらしい。

スピリチュアルを含め占いの世界は底知れない。
それを生業にしそこで生きてこうと思ったら、やはり覚悟を決めなければならないと思う。
生きている人間もそれ以外の存在も相手にしなければならないので、強靭な精神力と肉体を持っていないときついだろう。

先日某所でお試しで見てもらった有名占い師は、一人は脳内出血、一人は脳梗塞の経験者でどちらも体に後遺症を持っていた。
タロット占い師の方は片手でカードを繰っていたが、その姿には痛々しさと共に占いの世界の業を感じずにはいられなかった。
簡単な小遣い稼ぎのツールとして占い師を考えている人は、人の因業と向き合う仕事だということを自覚した方がいい。

そんな話をお茶の中で美大生にしたら、かなり腑に落ちたらしい。
最近人を何人も占うようになって、なぜか神社へ行き出したと言っていた。
多分気付かずに、浄化のために神社へ足が向くようになったのかもという話になった。

どの道を選ぶにしても、それは彼女の選択だ。
否応なく占い師になってしまうのなら、それは彼女の運命だったと言える。
ただ、若い女性が面白そうだから、小金が稼げるからという安易な気持ちで占い師になろうとしたら、色々な意味できつい世界だとも思う


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カード占い今昔

2019–11–01 (Fri) 14:31
最近は色々忙しくスピリチュアル的な事が留守になっていたが、最近見ているスピ系の動画あれこれでカード占いについてある特徴に気付いた。
これは何度か出た占術研究会のカード占いでもそうだったのだが、タロットでもルノルマンでもオラクルでも、カードの意味を厳守してそれを基盤にリーディングするというより、もっと自由にカードの絵柄や色などからインスピレーションを得てリーディングする人が多いということだ。

数十年前の高校一年生からタロットを始めた者としては、時代の変遷を感じずにはいられなかった。
スプレッドも自由で好きに並べてみたり自分流の並べ方を作ったりもありだし、今はタロットでもオラクルでも様々なモチーフのカードがある。
絵柄にシンボルの剣や金貨がないものもあって、その代わりに絵画のような絵になっていたりして、リーダーはそこからの印象や色、図の中にある小物などから自分の感覚で読んでいく。

カードもスピ能力で読む場合があるので、知らずにそちらにウエイトが置かれるようになっているのかもしれない。
描かれている人物が女性か男性か、顔の向きなどもヒントにしていたリーダーもいた。
確かにある種芸術作品のような綺麗な絵柄のカードを見ると、その一枚だけでもどんな印象を受けるかどんな想像が出来るかと考えてみたくなるのは判る。

それともう一つの特徴は、三つぐらいの違う種類のカードを組み合わせるということだ。
具体的にはこうだ。
例えばタロットとルノルマンとオラクルのカードを、一つの問題について組み合わせてそこからリーディングしていく。

特に動画で不特定多数を占う場合に多かったが、同じ場所に三種類のカードを一緒に置きリーディングするスタイルなので、もはやそれぞれのカードのスプレッドは関係ない。
ついでにその上にはルーンの石が置かれるパターンもあったりして、ブランクのある私にはカード占いの世界がこんなにも自由になったのに隔世の感があった。

勿論皆基本はカードの意味と最低幾つかのスプレッドは覚えておかなければならないとは思うが、しかしもしかしたらそれすらも必要なく綺麗なカード、気に入ったカードを好きに並べて感覚で読んでいくというのもありなのだろう。

私もついつい綺麗なカードに魅せられて、一つ新しい芸術作品のようなタロットカードを買ってしまった。笑



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インド占星術と日本人

2019–09–20 (Fri) 16:10
インド占星術を勉強していて面白いと思ったのは、結婚についてだった。
インド占星術にはダシャーというのがあって、これは120年単位で人生を星の時期で分ける。

ダシャーは星が組み合わさっている。
大抵は三つの星の組み合わせで見る。
10年単位の星の時期をまた数年単位に分け、次に数か月単位に分ける。
それぞれ星の順番で組み合わされて、例えば金星―土星―火星という並び方で、左から十年単位、数年単位、数か月単位ということだ。
右の星が数か月単位で星が一回りしたら真ん中の数年単位の星が一回り、最後の左の十年単位は120年一回りで人の一生とみなす。

このダシャーというのがインド占星術の特徴で、120年先まで星の巡りが分かるので未来予測が出来るというわけだ。
統計学占術は算命学でも紫微斗数でもある程度未来の予測はできるが、インド占星術は最初にホロスコープを作りこのダシャーを見ただけで、その人の人生がどんなものなのか掴める。

星によって吉星と凶星があり、人生の前半がついているのか後半が良くて大器晩成なのか。
人生の一番いい20代から40代ぐらいまでには吉星が、そして晩年に凶星が回ってきて順当に寿命を終えるか。
反対にいい時期に凶星が回ってきて人生の大事な時期に困難を経験するかなどそれぞれだ。
後者は過去生のカルマが大きい人だと言われる。

勿論これは大雑把な見方で、ホロスコープの星の配置で内容を読み解かねばならないが、結婚の時期や離婚の時期も、その理由まで分かったりする場合もあり検証してみると結構当たっていることがある。
結婚する理由が、家族が欲しいのか子供が欲しいのか社会的ステータスが欲しいのかというのが、結婚の時期の星から読み取れるのだ。
未来予測にはあまり使えないが、過去の結婚時のダシャーを見てそこにある星から、できちゃった婚かもとか、寂しくて結婚したとか、打算があったかなど、実は鑑定者は予想がついていたりする。
また、秘密の多い人も同様だ。

様々なチャートで勉強するが、実際自分自身や周りの人を調べていくと、5割方は過去については当たっているようだ。
しかし未来予想はいくらダシャーがあっても、軽々にするものではないと思っている。

特にインドという地で長い間培われて来た占術なので、インド特有の文化的背景をそのまま日本人には適用出来ない。
ユダヤ教徒がカバラで人生を決めるように、インド人はインド占星術で人生を決めて来た。
文化も社会制度も違うのだから、生まれた時の星でカーストの階層までわかるインドの占星術がそのまま日本には通用しないと思う。

インド人の考える幸せと日本人の考える幸せも価値観も違うので、まず鑑定者がその部分をどう解釈するかという部分が問われるだろう。
追求すれば追求するほど奥が深い占術だと思うが、今は日本人にどのように当てはめて解釈すればいいのか思案している。


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占術研究会

2019–08–30 (Fri) 17:06
縁があって占術研究会なるものに出ているが、先日はひたすらタロットカードを引く会だった。
会場が主催者の伝の関係で、良く言えばレトロでクラッシック、悪く言えば場末の暗いバーで(笑)、5人が集まった。
知り合いから募った質問に、それぞれ持参した幾つかのデッキを使い様々なスプレッドで占っていき、結果を比較検討するというものだった。
5人の男女がテーブルにカードを広げ黙々と占っているというのは、かなり怪しげなシチュエーションだ。

面白かったのはタロットでもクラシカルなカードから見たこともないような前衛的なカードまであって、中には何種類もコレクションしている人もおり、それを見ているだけでも興味深かった。
かなり答えは似通っているものが出たので、やはりそこそこタロットは信憑性はあると思える。

殆どセミプロかプロの人だったが、カードの並べ方をオリジナルにしている人が多く、伝統的なスプレッドしかやったことのない私はカード占いが今はとても柔軟になっていることに驚いた。
結局カードからリーディングするのだが、どのようなリーディングになるかは占い師のセンスで、当たる占い師はカードをとっかかりに結局は霊的なリーディングになるのではないかという話になった。
確かに読んでいるうちにダウンロードするように降りてくる感覚は、皆経験しているそうだ。

その中の二人はまだ若くて、本格的に占いを仕事にしたいと言っていた。
カードは興味があって習ったら当たるし面白くて、これを仕事にしたらお金にもなりそうなのでプロになりたいということだった。

大抵占い師を目指す人は、そのあたりが動機なのだと思う。
特に霊能力やスピリチュアルリーディングの能力が無くても、統計学やカード、手相はある程度習えばスキルは身に付くし、占い師として開業できるだろう。
私もインド占星術の鑑定を始めたが、理由の一つは占星術は心霊的な事と関わらなくて済むからだ。
ただ、私の場合は折角得た知識をフィードバックして役立ちたいという気持ちからだが、占い師を目指す若い人は安易にお金が手に入ると考える向きもあって、少々危うさを感じた。

「気を付けてね。拝み屋の末路は悲惨だって言葉があるから。」と私が言うと「???」の表情を浮かべた若い彼女だが、隣にいた同じく若いが滝行の修行までしている霊能者が「やってみたらいいよ。で、一度大変な目に遭ってこの仕事が分かるから。」とするっと言った。

占い師も経験で成長できるのは同じだが、お金になるからという動機だけではなかなか大変かもしれない。


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インド占星術の不思議

2019–08–17 (Sat) 15:25
インド占星術の奥は深い。
一か月ほどみっちりやっているが、知れば知るほど際限がなく、木を見て森を見ず的になる危険があるので、予め方法を取捨選択して鑑定スタイルを決めないと駄目なようだ。

これまで短期間の割には結構な人数を見たりモニターで鑑定させてもらったが、チャートを見ただけでざっくり掴めるのは西洋占星術もインド占星術も同じだ。
しかしインド占星術は最低二つのチャートを使い、輪廻転生の前提で過去生やカルマ、今生での課題もある程度わかる。

ネット講座を見たりかなり調べているが、インド占星術は因果律というのが良くわかる占術のような気がする。
この人は過去生のカルマ解消のためにこういう今生を選んだのだろうとか、大家になると細かくわかるらしい。
死期はもちろん死因や死に方まで調べられるが、日本では占いの基本としてそこまではなかなか難しいと思う。

ただインド占星術を理解してくると、インドという独特の国制度や地域性が色濃く反映されていて、生まれながらに魂のカーストが分類されていたり、王様との関係が決められていたりするのには驚かされる。
インドは歴史的にも身分制度で貧富の差が激しく、大人まで生き延びるのが大変な下層民もいるし、独自の文化、思想から死は決して遠い世界のものではない。
死生観も独自のものがあるようだ。
だからインド占星術では人生がどんなものか、どんな時期に何が起こるかというのを見る。
何処まで生きられるかは、インドではそれこそ死活問題だったのだろう。

マーラカという死のハウスもあり、その時期が来ると死に捕まる可能性がある。
あるインド占星術の大家は、鑑定をする時に最初に寿命から見るそうだ。
何故ならそれ以上を見ても仕方がないからだ。
長命か短命かの条件が幾つかあって、かなりの確率で当たるらしい。

様々なチャートをネットや実際にも見ているが、やはり生まれついて持っている星の配置が人生を決めるというのはよく判る。
平均的な星の配置はそれぞれ細かく見ていくと違いが分かるが、ぱっと見て特徴的な配置などはそれが顕著だ。
いいハウスに星が集中していたりすると過去生や先祖の功徳を貰って来たのだと思うし、困難な部屋に集まっていれば今世はカルマ解消と修業を決めて来たのだと思う。

先日、ある所で西洋占星術だったが、結婚相手との二人分のホロスコープを見る機会があった。
二人とも星の位置と配置が殆ど一緒で、居合わせた人達は皆驚いた。
話を聞いたら完全にソウルメイトかツインソウルのような感じで、ずっと一緒にいた感覚があると言っていた。

また、スピブログの記事で過去生を覚えている人がそのホロスコープを出して見たら、自分のホロスコープとそっくりだったというのを読んだことがある。
特にインド占星術は西洋占星術より複雑で過去生やカルマも読めるから、違う魂との繋がりも読める可能性はある。

その域まではまだ遠いが、いずれ本格的にインド占星術鑑定もやってみようと思う。


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Author:masquerade
職業画家でベネチアンマスクを描いています。

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