知らない幸せ

2018–03–04 (Sun) 16:03
世の中に知らない方が幸せな事がある。
「知らない幸せ、知った不幸」というが、例えば配偶者の浮気も知らない方が幸せだったりする。
私の知り合いで老齢になり夫が亡くなった後、その夫に愛人がいたと知って怒り狂った妻がいた。
どうせそこまで隠し通したのだったら知らない方が彼女の余生にとって幸せだったかもしれない。

真実を知りたがるのは人間の性で、特に私はどうしても真相を究明したい傾向があるので疑問を持ったらとことん追求する。
政治でも自分に関わる日常の事でも調べなければ気が済まないところがあって、その意味では政治や時事問題などはかなり詳しいかもしれない。
ただ、調べる時は色々な情報を集めて正しいと思うものを取捨選択する選別眼が必要だ。

物事の本質を見極める力こそが人間の器量だと思っているので、それにはこちらの方も知識としてのベースを持っていなければならないと思っている。
ずっと若い頃からそういうポリシーでやってきたが、これは結構自分を生きにくくさせている場合も往々にしてあった。
政治に無関心な人と話をしていても「裁量労働制」が「残業代ゼロ、労働時間無制限」になるという説明からしなければならなかったりすると徒労だけの会話になる。

最近は余計な事は知らない方が楽だと思うようになってきた。
多分大抵の人は普通に生活していけることを望んでいるのだろうから、それが脅かされない限りは他の事を考えても時間の無駄だし事実忙しくてその暇もないのだろう。
教科書通り「目の前にある幸せを大切に」ということだろう。

なまじ知ってしまったばかりに心を乱されたり気持ちが落ちてしまうようなことなら、知らない方が楽だ。
「見て見ぬふり」というのは日本人の悪しき習慣だが、これは一面自分を守るための処世術でもあるのかもしれない。
社会の不正を知って糾弾すればかえって自分が叩かれるのが世の中だ。
会社や組織も然り、身に降りかからない限りは知らないふりをしている人は多いし、あえて知るのを避けている場合もある。
良心があれば知ったら苦しいからだ。

物事の真相を知ろうと思えば覚悟がいる。
どこまで知りたいのか、知って耐えられるのか。
自分に影響がある事ならば尚更腹を括らねばならない。

反面「見て見ぬふり」は自分を守ってはいるが、悪事を助長する場合もある事だけは知っておく必要がある。
いじめなどはその典型で、いじめる人間も周りでそれを見て見ぬふりをする人間も同じ罪深さだと思う。

どこまでが「知らない幸せ」なのか迷うところだ。


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コメント

おはようございます

事故物件のマンションに住んでいて、出るたびに、
「お前ごときが私の生活を破壊できると思うな。」と、
幽霊に怒鳴る人がいることを知りました。(^^;)

何があっても、揺るがない強靭な精神を持つことが大事なのかなあ、
と思うことがあります。

凡人の私にはなかなかできないことですけれど。

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。

幽霊など見えない方がいいですよね。
どんなことにも動じない人間なんていないと思いますから、自分の精神の強さに見合った情報だけで十分のような気がします。
霊の見える人は街で肩にすがり憑かれているケースを見るそうですが、御当人が知ってしまったら平静ではいられないことでしょう。

知らない方がいいです。笑

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