親子という呪縛

2018–01–16 (Tue) 17:05
先日小さなグループ展がありその時に顔を合わせた男性と介護の話になった。
絵描きの団体も高齢化が進み、会社ではとうに退職年齢を過ぎた人達でも上下関係を作り60代の平社員が80近い役員に平身低頭する構図があるが、皆欲も野心もあるから体も頭も若い。

中でも老親の介護をしている人が複数いてその人達と話したが、本来なら退職して絵に没頭して第二の人生のはずなのに、親の介護で日常を奪われていて気の毒だった。
偶然母親の介護をしている60代の男性二人と話したが、どちらもまだら認知で大変らしい。
一人の方は私もかなり本人自身も知っていて、もう数年前からメンタルも病みがちで去年あたりから自律神経失調症や鬱状態になって薬も服用していた。

母親に対しては複雑な思いがあったらしくひどい母親だったと言いながらマザコンの面も持っていて、まだら認知になっても施設に入りたがらない母親を滅私奉公のように介護している。
何度か「自分の方が大切だから施設に入れたら」と進言したことがあったが、彼は踏ん切りがつかないらしい。
子供は手に余して親を施設に入れると自責の念や罪悪感に苛まれるので、自分を犠牲にしても親の介護をしてしまう。
そして子供まで心が病んで親を憎んだり虐待したり、それ以上の事に及んでしまう場合もある。

親子関係というのはこの世に生まれる時宿命として自分が選んできたものだ。
憎み合ったり明らかに因縁のような親子は過去のカルマが影響しているが、今生でそれを清算しきれずもっと拗らせる場合もあるだろう。
離れてしまえば簡単なのにと傍から見れば思うが逆に男女関係でも離れられないのが因縁で、まして親子となると肉親という宿命が枷になり老々介護の悲劇を招くことも多い。

くだんの男性は明らかに母親が息子である彼に巻き付いているような印象を受けるので、彼が彼女から解放されるのは難しいだろう。
前世でも深い因果があった二人なのだろうとは想像できる。
「親が先に逝くのがこの世の理で、子供が親の犠牲になる必要はない。お母さんはもう十分長く生きたのだから。」と、会う度に彼に言うのだが、離れたくても離れられないという彼の魂の叫びが聞こえて来るようだった。
認知になるとその人間の隠れていた本質が剥き出しになる。
毒親は毒の部分がさらに噴出するだろう。
毒に当てられて弱って行く彼のメンタルがいつまでもつのか心配になってしまった。

「親子だから」というのは恐ろしい呪縛の言葉にもなる。
違う魂でこの世の目的も違うのだから、親子の役割が終わった時には離れていくのが自然だと思う。




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