芸術の光と闇

2017–05–04 (Thu) 17:33
連休は、私が所属する美術団体のグループ展を横浜の某所でやっているのだが、スピ関係の友人二人が見に来てくれた。
この二人は最近元々持っていた能力が開いたのだが、求めていたわけではなく自然に機会があって覚醒したようだ。

私は130号の仮面の絵を一枚展示していて、写真で知っているそれを自分の目で見てみたいということでわざわざ来てくれた。
数十点の絵が飾ってあるのだが、私の絵のコーナーに行った途端二人は空間の歪みを感じて頭がくらくらすると言った。
理由は私の絵ではなく隣に飾ってあった絵で、それから禍々しい波動を感じたらしい。

私は慣れているので殆どの絵に何も感じないが、それでもどうしても正視できない絵と作家もいる。
しかし二人が悪しき波動を感じたのは一見普通の人が描いた絵だ。
なのに空間が歪むほどの衝撃を与えたということは、絵画はそのまま人間の根底にあるエネルギーや抱えているものを直に表しているのだろう。
確かに言われてみればその絵から何とも言えない波動が伝わって来る。

そこで私は二人に、人としても疑問符が付くし憑けているものはかなり黒いと思っている何人かの絵を見てもらったら、殆ど揃って私が感じていたものを看破した。
人を食い権力を集める夜叉のような人やその弟子、メンタルが病んだり出世欲の闇に落ちている人など、その無明の中身までわかるようで、今更ながら絵画とはその人間を映す鏡なのだと思わずにはいられなかった。
綺麗に見える絵でも出すエネルギーは作家のものが乗っていて、分かる人には光か闇かが分かるのだろう。

芸術は人を感動させる。
それは作品に作家の技術や思いやエネルギーが凝縮され、見えない波動となって観覧者に伝わるからだ。
しかし中には己の毒々しい部分や、持っているのか憑いたのか黒系のパワーなどを画面に刷り込む絵もある。
エログロとしか思えない吐き気のするような絵でも高い評価を受ける場合があるが、それは同じものを持っている人間が評価し支持するのだと思う。
芸術の世界、画壇でも、白系もいれば黒系もいるし人を蹴落としても出世したいという手合いは多い。
また、明らかにダークサイドと繋がっている波動を持った人もいて、それも有名作家で画壇や社会に影響力を持っていたりする。
人間社会ではどの分野でも光と闇は存在し、芸術もまたその例外ではないということだろう。

崇高な神仏の使徒として絵という媒体で人々を救済している画家もいれば、闇の使者として人々のネガティブな部分を刺激する画家もいる。
残念なことに美術団体になると前者は少ない。
何故なら才能の世界は嫉妬と権力欲の渦巻く世界で、まともな人間もそれに染まっていくからだ。

私は前回の記事に書いたが、画壇でもずっと一人でやってきた。
今思えばそういう人間の裏面が見えていて朱に交わりたくなかったからだろう。

ただ、私は長い間絵の世界に身を置いてきて感じることは、白黒関係なく描いている本人達は画家を目指し人生を懸け時には塗炭の苦しみを味わい必死でやってきたということだ。
それは人間に生まれて、魂の大きな修行であることは間違いない。

来てくれた友人達は、見終わった後お茶をしながら私に言った。
「あんな凄い集団の中でよく一人でやってきた来たね」と。

展覧会は横浜市民ギャラリーあざみ野でやっている。
下は出品作品。


DSC_2019.jpg




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