毒杯を飲む日本人

2016–10–17 (Mon) 17:58
新潟県で原発再稼働反対の知事が誕生した。
前知事が突然立候補を取り下げたので利権ムラから圧力や恫喝があったのは、本人が否定しても想像に難くない。
これでその手勢である推進派の知事を誕生させる権力側の思惑だったのだろうが、あにはからんや新潟県民はノーを突きつけた。
地方選レベルでは監視が厳しく不正操作もなかなかしにくいのだろう。

これが原発に対する国民の本当の意識だと思うが、地方でも金と権力に目のくらむ自治体のトップは多い。
「50年後に生まれる子供たちが片輪になっても構わない」と言ったのは福井県に原発を誘致する際の当時の知事だが、その息子は猥褻事件絡みでパンツ大臣と揶揄されながらも現政権で閣僚までやっている。

「一体正義は何処にあるんだ?」と安倍政権になってから何度思ってきた事か。
人間の欲は果てしない。
金と権力という毒杯を飲んで良心を捨て去る人間が今の日本にあまりにも増えてしまった。
毒が体に回っても、その痛みを感じる者は殆どいない。
それどころか麻薬のように陶酔し次々に強い毒が欲しくなる。

新潟県民の知事選の選択は人としての良心がまだまだ市井の人々にはあったという証明だろう。

福島原発の事故以来日本人は国策としてどれだけの被曝をさせられたかわからない。
東京は病院の放射線管理区域と同じ放射能汚染地帯だということが分かっている人は皆無に等しい。
5年も経てば放射能はもうないと思っていて、身の回りで癌や脳梗塞、心筋梗塞が増えても、被曝の因果関係などもう疑わない。

銀座の画廊へ通っている間、朝の10時に駅のホームで大の字になって床に倒れている若いサラリーマンを見た。
生きているのか死んでいるのかはわからなかったが警備員が側に立っていたので通り過ぎた。
どこでも突然眠り込む「眠り病」はチェルノブイリでもそうだったが被曝の典型的一症状だ。
道路や駅のホームで眠り込んでいる人々の画像がTwitterに上がっていたが目の前で見て驚きを禁じ得なかった。

首都圏では毎朝急病人で電車が遅延する。
原発前にはなかったのにとの話を耳にする。

地震も原発事故も被曝も地球のプログラムだと言ってしまえばそれまでだが、少なくとも人間が二極化していく中、自らを救済しようという意思を示した新潟県民は立派だと思う。




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