福音

2015–08–11 (Tue) 16:20
東北大震災以来、あの津波や原発の爆発を見て自分の人生や生死について考える日本人が増えたのではないだろうか。
自分がなぜこの世に生を受けたのか、人は何故生まれ死んでゆくのか、自分の存在とは何なのか、10代の時に考えるような疑問に改めて対峙した人も多いだろう。
日常の些事に追われながらも日々の暮らしに満足していた人々が、有無を言わさぬ不可抗力で人生を変えられ命を奪われる現実を目の当たりにして、人間の非力、存在の軽さを痛感し、精神世界や神の領域といったものに目が向いて行くのは不思議ではない。

ネットに慣れ親しんで久しいが、ここ数年スピリチュアル関係のサイトが爆発的な勢いで増えている。
占い、リーディング、カウンセリング、その他さまざまなスピリチュアルセッションで1時間1~2万円ぐらいが相場のようだが、それでも成り立っているというのはそれだけ需要があるということなのだろう。
世の中、目に見えないものにすがりたい人が多くなったということだ。

私も利用している方なので決して否定はしないし助けられていることも多々あるが、こんなにもスピリチュアル世界が人々の日常に入り込んで来たのはやはり何かが起こるサインではないかと考えてしまう。

アセンションに備えてアースエンジェルがやって来る、地球人の中からライトワーカーが目覚めてくる、インディゴ、クリスタル、レインボーと宇宙チルドレンといわれる人達が続々と生まれている、等スピリチュアル世界ではつとに知られていることだ。
私も最近インディゴだと言われたことがあり、初めて知ったその言葉でインディゴ診断なるものをネットで探しやってみたら、これがあまりに当たりすぎて笑えたほどだ。
年代的にインディゴのはしりくらいだが、権力と戦う、物事を俯瞰出来る、まやかしを見抜く、常に自分の中で違和感を抱えるなど、今までの自分の性向や生き方はここから来ていたのかと思わず膝を打ってしまった。
幸いADHDでも統合失調症でもなかったが、かなりの割合でそういう人達もいるようだ。

ここ数年スピリチュアル世界に目覚め出した人々が加速度的に増えている。
私も確実にその一人だと今は思う。

私の精神世界へのシフトは去年から始まっているが、考えたらその伏線は幾つかあったように思われる。
そちらへ行くべきだ、行って何かをしなければならないのだという自覚は徐々に出てきたのだが、まろつ転びつの状態で、時に違う方向へ行きかけると必ずストップがかかったり、勇んでやっても惨憺たる結果に終わったりしたので、今思えば然るべき時期と道が用意されていたからだろう。

ここへ至って過去に弟であった女性と出会ったのは、まさしくやっと時が至り扉が開かれたということだ。
彼女は過去世で弟の死を知り自責に苦しむ私の後ろで、風の精霊になって「楽しかったんだよ、幸せだったんだよ」と何度も呼びかけていた。
自分を悔いるというのは私の魂が過去から持ち越した呪縛で、それが今生にまで影響していたのだが、やっとそれを解く時が来たのだと思う。

弟である彼女に巡り逢ったことは、私にとっての福音であり、魂の救いであった。


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