天皇の生前退位

2016–07–14 (Thu) 17:25
昨日今上天皇が生前退位を希望とのニュースが流れた。
これを聞いた時私は、反戦主義で護憲派の天皇が参議院選を終わって改憲への流れが付いた安倍政権に、とうとう最後のカードを切ったのではないかと思った。
現天皇夫妻と皇太子が事あるごとにギリギリの表現で護憲へのメッセージを発していたのは知っている人も多い。。
改憲、軍事国家一直線の現政権に天皇が危惧を抱いているのは世界的にも周知の事実だし、昨日のニュースを受けて世界各国はいち早く速報を出したほどだ。

先の大戦では皇室は政治利用をされてきた。
「天皇陛下万歳」と叫んで散華していった兵士の声を昭和天皇も子息の平成天皇も忘れていなかったろう。

昭和天皇は「自分の命と引き換えに国民を助けてほしい」とマッカーサーに直訴して、感銘を受けたマッカーサーは翻意したそうだ。
その子供である現天皇は生涯自国が引き起こした戦争の犠牲者を慰霊して回った。

私はスピリチュアルに覚醒する前は戦前の現人神思想や天皇家の神格化に抵抗があったが、精神世界や見えない世界を知ってから、天皇とは神ではないが神と繋がっている存在なのだということが理解できた。
今でも天皇は日本国の最高の神官であり、皇居では常に神事が執り行われている。

シャーマンや天使と自称するスピリチュアリストはまず本物ではないが、天皇は現在の日本において正真正銘のシャーマンではないだろうか。
だから被災地慰問に訪れた時など、天皇を見て涙を流す人がいるがあれは天皇が偉いからではなく天皇と一体化している神なる存在に触れて感涙するのだろう。

これは一歩間違えれば戦時下のように人心を動かすのに利用される。
天皇陛下のためにと多くの国民が死んでいった事実の重さを生涯抱えて、多分それらの数えきれない魂を慰霊することが現天皇の神官としての役目となっているのではないか。

生前退位というニュースが流れて、天皇の改憲への抗議だとする見方と逆に政権の改憲への政治利用だと読む見方がある。
しかしどちらにしろ今このタイミングでこの話が世界中に流れたのは、改憲に向かおうとする日本の大きな分岐点のような気がする。

改憲の前に何かが起こるのではないかと先日の記事に書いたが、もしかしたら改憲を止められるのは日本では天皇以外にいないのかもしれない。
天皇の意志でも逆にそれを利用しようという政権の意志でも、今回の出来事は何か大きな力が働いたのではないか。

改憲勢力が3分の2になって我が世の春と浮かれている安倍総理だが、自分とは次元が違う格上の存在が日本にはいることを知るべきだろう。



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コメント

こんばんは

改憲派の意見を聞くと、隣国の存在を指摘される方も多いです。2日ほど前に、南シナ海の領有権を巡る仲裁裁判所の判決が出ましたが、日本にとっては追い風になりますね。

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。

中国の脅威論は石原前東京都知事が過去両国が棚上げで合意していた尖閣諸島問題を蒸し返したところに遡ります。
歴史を見ても、攻めてくると煽って国民の危機感と愛国心に火をつけるのは戦争をしたい国の常套手段でした。
国民は国の情報ではなく自分の力で真実を知ることが必要だと思います。

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